●野口宇宙飛行士と交信しよう!
2010年3月4日(木),浜須賀中学校(神奈川県茅ヶ崎市松が丘)にて宇宙飛行士の野口 聡一氏(KD5TVP)が,宇宙から地上にいる中学生と交信しました.

写真1 宇宙飛行士の野口 聡一氏と交信する生徒

写真2 会場に飾られた宇宙飛行士の野口 聡一氏のポスター

写真3 交信を聞く生徒たち
9分30秒の限られた時間内に生徒15人の質問に答え,無事に交信を終えました.会場は野口氏の母校である浜須賀中学校で,生徒や地域の人たち約300人が集まりました.校舎の屋上には,特別に14エレメントのクロス八木アンテナが設置されました.北東から北西に向きが変わっていきます.

写真4 屋上に設置されたクロス八木アンテナ
●宇宙ってどんなところ?
野口氏と交信する1時間前には,JAXA(宇宙航空研究開発研究機構)の山口 孝夫氏が講演をし,野口氏の普段の仕事や宇宙で起こる体の変化などを教えてくれました.
野口氏はロボット・アームを組み立てて使ええるようにするお仕事をしており,一日8時間労働,週休二日制で土日が休みのようです.
また,宇宙に行くと,体に以下のような変化があるようです.
●背が伸びる(胴体だけ長くなる)
●かっこよくなる(足が細くなり,胸が大きくなる)
●顔はふくれる
●地上より10倍の早さで老化する

写真5 講演する山口孝夫氏
本講演では質疑応答の時間も設けられ,生徒や地域の人たちから質問が上がりました.たとえば下記のような質疑応答でした.
☆質問1:太陽の周りは熱いのに,なぜ国際宇宙ステーションは暑くならないんですか?
★答え1:国際宇宙ステーションには断熱材が貼ってあったり,水を温めたり冷やしたりして温度を制御する装置があるんです.
☆質問2:国際宇宙ステーションから星座は見えるんですか?
★答え2:綺麗に見えます.キラキラではなく,ずっと光っているようにみえます.宇宙飛行士の若田さんによれば,信じられないくらい綺麗だそうです.

写真6 質問する地域のお子さん
●宇宙から声が聞こえた!
19時9分,いよいよ野口氏と交信が始まりました.コントロール・オペレーターをつとめる安田 聖氏(7M3TJZ)が呼びかけると「はいはい聞こえます」と野口氏から返事が!
生徒から「初めて宇宙を見た瞬間,どんな気持ちになりましたか?」と聞かれ「本当に地球は美しいと感じました」と返答.また「宇宙で変化球を投げたらどうなりますか?」との質問に「たぶんまっすぐ飛んでくんじゃないかなと思っています.今度試してみます」と返答がありました.[臨時局(ARISSスクールコンタクトのために臨時に開設する社団局)は8J1SNでした].
19時18分,野口氏の感謝の言葉で交信は終わりました.

写真7 交信している生徒とオペレータの安田氏
交信した生徒からは「すごいはっきり聞こえたのですごいなぁと思いました」と喜びの声が聞けました.また,野口氏のお父様も来ており「ハムっていいなと思いました」と感想を話してくれました.

写真8 野口氏のお父様と地域のお子さん

写真9 交信で使った無線機材
この日,野口氏のtwitterには「茅ヶ崎との交信終了!早口でごめんね.でも全員と時間内に話せてよかったです」と喜びの感想が書いてありました.
野口氏のtwitter Astro_Soichi
http://twitter.com/Astro_Soichi

写真10 会場に飾られた宇宙飛行士の野口 聡一氏の等身大パネル